商品の説明
The Meters『Struttin’』（1970年）は、ニューオーリンズを代表するファンクバンド、The Metersの3枚目のスタジオアルバムです。この作品は、彼らが確立したシンプルでグルーヴィーなインストゥルメンタル・ファンクのスタイルをさらに深化させ、より洗練されたサウンドに仕上がっています。
The Metersはアート・ネヴィル（キーボード）、レオ・ノセンテリ（ギター）、ジョージ・ポーターJr.（ベース）、ジョセフ“ジガブー”モデリスト（ドラム）という4人の名手によって構成され、ニューオーリンズ・ファンクのパイオニアとして名高いバンドです。
『Struttin’』は彼らの初期作品の中でも特に多彩なアルバムで、ファンクだけでなくソウル、リズム＆ブルースの影響が濃厚に表れています。リード曲の**「Chicken Strut」**は、独特のチキン・スクラッチ風ギターリフとファンキーなリズムが特徴で、遊び心のあるボーカルも加わり、ユーモラスでダンサブルな仕上がりです。
また、アルバムには、レイ・チャールズのカバー**「What’d I Say」や、バラード調の「Darling Darling Darling」**など、インストゥルメンタル中心ながらもバラエティ豊かな楽曲が揃っています。各曲ではメンバー全員の緊密なアンサンブルとグルーヴが際立ち、特にジガブーのリズムの切れ味とポーターのベースラインが音楽の屋台骨を支えています。
The Metersの音楽は極端な派手さや複雑さを避け、代わりにシンプルかつ反復的なフレーズを組み合わせることで、独特の「グルーヴの魔法」を生み出します。『Struttin’』はそのスタイルを代表する一枚であり、彼らの演奏スキルと一体感が高く評価される要因となっています。
このアルバムは、後のファンクやヒップホップのアーティストにも大きな影響を与え、サンプリング素材としても頻繁に使われました。ニューオーリンズ・ファンクの黄金期を象徴する作品であり、今なお色褪せない魅力を持つ名盤です。
商品の情報
カテゴリーCD・DVD・ブルーレイ > レコード > 洋楽商品の状態傷や汚れあり発送元の地域神奈川県